夫婦関係で悩んでいたときにこの作品を見つけ、食い入るように読み耽りました。
1つの布団に一緒にいるのに、1番好きな人が自分に欲情してくれないときの絶望。
主人公の辛い気持ちに共感しすぎて、読みながら泣いてしまいました。
レスのときって、拒絶してる側は辛くもなんともない、平穏な日常が続いているだけなんですよね。
レスられている側だけが疲弊し、消耗し、鬱になっていく。
でもこの主人公には救いがあった。
職場に同じような悩みを抱えるイケメンがいて、やがて惹かれ合う。
まぁ普通に不倫なので否定的に捉える読者もいるでしょうけど、私は「いけ!そのままそのイケメンといちゃいちゃしろ!!」と応援していました。むしろ私がこのイケメンに出会いたい!!
だって主人公の夫が既にさぁ…。
しかしながら主人公もイケメンも一応良識あるのでなかなかいくところまでいきません。
心の葛藤だけで一巻まるまる時だけが経つくらい、ゆっくりじっくり丁寧に、時には完全に離れたりと、もどかしい気持ちになりつつ読み進めました。
結末は読んでからのお楽しみ。
スッキリはするはずです。