『彼岸花が咲く島』(李琴峰)は、幻想的でミステリアスな雰囲気が漂う小説です。孤立した島を舞台に、登場人物たちの心理や人間関係が繊細に描かれ、彼岸花の象徴する死や再生、秘密や過去の影が物語に深みを与えています。李琴峰ならではの静謐で叙情的な文章により、幻想的な情景と人物の内面世界が巧みに融合しており、読後に余韻が残る作品です。
【第165回 芥川賞受賞作!】
彼岸花を採りに砂浜にやってきた島の少女・游娜(ヨナ)は、
白いワンピース姿で倒れていた少女を見つける。
記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので「宇実(ウミ)」と名付けられた。
この島では、〈ニホン語〉と〈女語(じょご)〉、二つの言語が話され、
白い服装のノロたちが指導者、歴史の担い手、司祭だった。
宇実は游娜 、その幼馴染の拓慈(タツ)という少年に〈ひのもとことば〉を教え、
〈女語〉を教わって仲良くなるが、やがて進路を選ぶ時期がくる。
「成人の儀」にのぞむ3人それぞれの決意とはーー
国籍・言葉・性別などの既存の境界線を問い直す世界を描いた問題作。
文庫解説:倉本さおり
文庫装画:高妍(Gao Yan)
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