主人公のモモコさん、本当にすごいですね。小さなお子さんがいる専業主婦から、扶養を外れるほど稼ぐようになるのは並大抵のことではありません。
まだ子どもが一歳という時期に、家族から「いつ働くの?」などと言われたら、私だったらきっとキレ散らかしてしまいます。モモコさんが、なぜその言葉を飲み込んでしまうのか、もどかしく感じました。腹が立ったら、「今の状況がどれだけ大変か」「家事をする暇すらなかったこと」「小さい子がいる中で働くことが甘くないこと」を、いちいち説明してやればいいのにと思ってしまいました。
家族だからこそ、お互いに大変なのは理解できますが、言わなければ伝わらないことはたくさんあります。言われた言葉は消えないかもしれませんが、それでも家族として関係を続けていくことはできるはずです。
現代の女性が抱える仕事と家庭、そして家族との関係のリアルが描かれた、応援したくなる物語です。
タイトル通り、旦那さんの扶養に入っている
奥さんが扶養から抜け出す過程が描かれる
コミックエッセイです。
旦那さんの奥さんへの言動が
それ言われると扶養内の奥さんきついって
思ってしまいますが、
旦那さん側も一人馬力で稼ぐプレッシャーを
抱えながら、職場と家庭の板挟みで辛いのが
よくわかります。
旦那さんや奥さんの立場をお互いに
理解しあいながら、妥協点を見つけることが
大切だなと思いました。