新築マンションの近くにある公園。そこには、自分の治したい場所と同じ部分を触ると回復するという不思議な伝説を持つアニマルライド、その名も「リカバリー・カバヒコ」が鎮座しています。
カバヒコに向き合う住人たちは、皆どこかに「不調」を抱えています。けれど、カバヒコに触れながら自問自答するうちに、彼らが本当に気づくのは、体の痛みではなく、心の奥底に隠していた「本当の気持ち」でした。
どのエピソードも心に沁みるものばかりでしたが、特にちはるさんの回は切なさが胸に迫りました。
そして物語の最後、多くの読者が「自分事」として考えさせられるのが「老眼」にまつわるお話ではないでしょうか。私自身も老いを感じる年齢に差し掛かっているため、このテーマには深く感じ入るものがありました。
「老いに向かうことには抗えない。けれど、変わりゆく状況を受け入れて適応していく。それもまた一つの『リカバリー』の形である」
失ったものを取り戻すことだけが回復ではなく、変化した自分を認め、新しい自分として歩み出すこと。そのメッセージに、これからの日々を前向きに生きていく勇気をもらった気がします。
読み終えたあと、近所の公園にある何気ない遊具が、少しだけ愛おしく見えるようになる。そんな優しさに満ちた一冊でした。
公園の遊具の一つのカバヒコに人々が助けられていく心あたたまる話でした。誰しも治したいところがあったり、願いがあったり、でもうまくいかないことも多いので、どんな方でも共感できる内容だと思います。これから寒い季節のクリスマスプレゼントにもおすすめです。
古い公園の動物置物、アニマルライドって言うんだ
カバのカバヒコ、はげたオレンジ色
さすると、調子の悪いとこがよくなる伝説
ウエディングプランナーのこの話
耳の調子が悪くて、休職中 お客様からの手紙で励まされた 失恋は仕方ない
ママ友の回 も心苦しかった
にたやうな公園、近所にもあった 涼しくなったら、
さすってみよかなと、みんな思うと思う












