エログロの限界に挑戦した小説10選

追求されるエログロの極致。骨に染みる程のリアルな描写、受け手に反感さえ抱かせる強烈な描写力。そんな作品群を集めてみました。人間が味わったことのない驚愕の世界を、挑戦者たちは紐解いてみせます。新たな門出を告げるような、衝撃的な一冊から始まり、人間の欲望が一気に暴かれる二冊目。いくつものタブーを超えていくなかで、純粋な恐怖が渦巻き始める三冊目。しかし、その過程で見えてくるのは人間の本質。胸が苦しくなる瞬間にも、やがて来る清々しさ。過激なエログロが描くのは、かけがえのない人間ドラマ。これら10作品で、あなたの感性は揺さぶられること間違いなしです。是非、一冊ずつじっくりと味わってみてください。
『独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)』

作者 | 平山 夢明 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2022年03月01日 |
『母と死体を埋めに行く』

作者 | 大石,圭,1961- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年10月 |
『エレファントヘッド = Elephant Head』

作者 | 白井,智之,1990- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年09月 |
『粘膜人間』

異形な巨体を持つ小学生の弟に脅える、長兄の利一と次兄の祐二。弟の殺害を計画した二人は、村のはずれに棲む〈ある男たち〉に依頼した……第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。
作者 | 飴村 行 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2008年10月25日 |
『殺人鬼フジコの衝動』

作者 | 真梨,幸子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2011年05月 |
『べっぴんぢごく』

時は明治、岡山の北の果て。
乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、
村一番の分限者である竹井家に流れ着く。
養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、
自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるがーー。
美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。
明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、
彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。
憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。
時代は巡れど、この因果からは逃れられないーー
『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。
【角川ホラー文庫版刊行記念】
限定書き下ろし
「第十三章 シヲ百三十六歳」収録
世は令和。因果は、終わらない。
第一章 シヲ七歳
第二章 シヲ九歳
第三章 シヲ十八歳
第四章 シヲ二十九歳
第五章 シヲ三十七歳
第六章 シヲ四十九歳
第七章 シヲ五十歳
第八章 シヲ六十三歳
第九章 シヲ八十一歳
第十章 シヲ九十六歳
第十一章 乞食隠れ
第十二章 シヲ百四歳
第十三章 シヲ百三十六歳
解説 朝宮運河
作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 1012円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年07月25日 |
『墓頭』

作者 | 真藤,順丈 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2015年10月 |
『ブラックライダー 上巻』

作者 | 東山,彰良,1968- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2015年11月 |
『不夜城』

作者 | 馳,星周,1965- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1998年04月 |
さて、こうして私たちが選んだエログロの限界に挑戦した小説10選、いかがだったでしょうか。読むだけで心地良い嫌悪感が広がる、そんな作品ばかりですよね。それほどまでに過酷で、しかし、人間の現実を洗練された形で描くことにより、人の心理や社会の闇を浮き彫りにする。そんな作品群だと思います。
ここまで読んでいただき、あなたが「これはちょっと無理かも…」と感じた作品もあるかもしれません。それはそれで、また一つの感想ですし、それが正直なあなた自身の感情ですから、決して否定することはありません。逆に、「これは読んでみたい!」と思った作品があるなら、それはまさにこのエログロジャンルの魅力に引き込まれてしまった証拠ではないでしょうか。
どの作品も一筋縄ではいかない、独特の世界観を持った作品ばかりです。物語の随所で描かれるエログロなシーンには大いに驚かされることでしょう。しかし、それらが持つ深層のメッセージや、作者たちの描きたかった世界をじっくりと味わっていただければ、それはそれでまた新たな発見があるかもしれません。
私たちがおすすめする10作品は、確かにエログロの一面を持ちますが、その根底には人間を描くことへの挑戦が感じられる作品ばかりです。その意味では、単なるエログロ小説という枠を超えた、文学としての価値も持っていると言えるでしょう。
なお、今回取り上げた10作品はあくまで一例に過ぎません。それぞれの作品が持つ世界観やメッセージは無限に広がっています。今後もあなたにとって新たな扉を開くきっかけとなる作品が見つかりますように。
それでは、これからも文学の世界に触れ続けるあなたに、新たな冒険と発見がありますように。次回もあたらしいテーマでお待ちしております。それでは、またお会いしましょう。
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