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東洋美術の変遷とその文化的な影響について非常に深い洞察を得ることができました。ザヘラ・モハッラミプールさんは、日本とペルシア(現代イラン)の美術的なつながりや影響を丁寧に解説しており、近代日本の美術史がどのように形成されていったのかが明確に描かれています。
ペルシア美術と日本美術の交流や、異なる文化的背景がいかにして日本の近代美術に影響を与えたかという点が興味深いです。美術だけでなく、政治的・社会的な背景に触れながら、東洋的な美の概念がどのように変化していったのかを探求しており、学術的にも非常に価値のある一冊です。