中村亮平『現代神学からみるヨーロッパ思想史入門』は、ヨーロッパ思想史を現代神学の視点から読み解く入門書です。古代から近代、現代に至る思想の発展を概観しつつ、宗教的・神学的背景が哲学や政治思想、文化に与えた影響を丁寧に解説。思想の流れを神学的文脈と結びつけることで、ヨーロッパ思想をより立体的に理解できる構成となっており、哲学・神学・文化史を学ぶ初学者に適した一冊です。
現代神学を学んでいくと、多くの疑問と疑惑があふれてくる。
これは著者が神学校時代に受けた「初心者」ならではの感想である。
理神論、ネオロギー、自由主義神学、宗教史学派、弁証法神学など。
そこには隠された歴史や思想、何かしらの思惑が潜んでいる。
宗教史を正しく理解せずに、特定の宗教を信仰しても良いのか。
これは初心者・初学者に向けた現代プロテスタント神学の入門書である。
多角的な視点から宗教史を捉え、真に信仰すべきものを見極めて欲しい。
特定の宗教を推奨するものでも、優劣をつけるものでもない。
リアルな歴史を紐解きながら、正しい宗教観を身につけることが重要である。
現代神学や宗教史の初学者たちが受ける違和感。
それらを解決するヒントを見つけるきっかけになるかもしれない。
<登場する宗教史に関連する用語>
キリスト教、クリスチャン、聖書、旧約聖書、福音書、創世記、モーセ五書、イザヤ書、カール・マルクス、ユダヤ教、ヘレニズム文化、ローマ帝国、モナルキア主義、エビオン派、ロゴス・キリスト論、三位一体論、二神論、ネストリウス派、単性論、エウテュケス派、ペラギウス、アウグスティヌス、ローマ・カトリック教会、マルティン・ルター、フルドリッヒ・ツヴィングリ、ジャン・カルヴァン、プロテスタント教会、正統主義、スコラ主義、ウェストミンスター信仰告白、敬虔主義、フィリップ・ヤコブ・シュペーナー、リバイバル運動、啓蒙主義運動、ニコラウス・コペルニクス、クラウディオス・プトレマイオス、地動説、ビザンツ帝国、ヨハネス・ケプラー、ガリレオ・ガリレイ、ジョルダーノ・ブルーノ、アイザック・ニュートン、プリンキピア、フランシス・ベーコン、アリストテレス、演繹法、帰納法、古典物理学、無神論者、クリスティアン・ヴォルフ、イマヌエル・カント、ネオロギー、自由主義神学、ヨーハン・ゼムラー、ヘルマン・ザムエル・ライマールス、ゴットホルト・エフライム・レッシング、デイヴィッド・ヒューム、ルネ・デカルト、カール・ポパー、形而上学、フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライアマハー、ロジャー・ユージン・オルソン、ロマン主義、レオポルト・フォン・ランケ、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル、歴史主義、フェルディナント・クリスティアン・バウア、ダーフィト・フリードリヒ・シュトラウス、イエスの生涯、ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ、理神論、アルブレヒト・ベンヤミン・リッチュル、テュービンゲン学派、古自由主義神学、リッチュル学派、アルベルト・シュヴァイツァー、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ、ヨハネス・ヴァイス、史的イエス研究、ルドルフ・カール・ブルトマン、チャールズ・ロバート・ダーウィン、カール・バルト、実存哲学、アレクサンドリア学派、アンティオキア学派
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