「知れば知るほどおもしろい お米のはなし」は、私たちが普段食べているお米に秘められた奥深さを教えてくれる一冊でした。
軽快な筆致で、お米のルーツがどこにあり、どのように日本に伝わり、今日の食文化を形成してきたのかが、実に分かりやすく解説されています。
特に印象的だったのは、お米がたどってきた苦難の歴史や、現代の農業が抱える課題についても触れられていた点です。
単なる歴史の羅列ではなく、そこに生きる人々の営みや知恵が感じられ、お米に対する見方が大きく変わりました。
この本を読み終えて、一粒一粒のお米に込められた歴史と、それを育む人々の努力に感謝の気持ちが湧き上がりました。
話題の備蓄米をいただく際は、これまで以上に味わって食べたいと思います。
お米を愛するすべての人におすすめしたい一冊です。