ありがとう
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母の失踪以来疎遠だった父と一緒に事件の捜査にあたることになった刑事の夏輝。父の存在ゆえに先輩刑事や情報屋から、「ジュニア」扱いされるのもうっとおしい。
鍵山係長殺しの背後に暴力団と通じる刑事がいるのでは、手探りで操作をする若手刑事の視点でストーリーが進むうち、ぎくしゃくしていた父との関係もほぐれかける最後にほっとする。
親子刑事の血のつながり、それが苦い関係だからビターブラットというタイトルなのかもしれない。