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印象的だったのは、「言葉は人を救うことがある」ということを、108の名言が静かに証明してくれている点だ。たとえば、アインシュタインの「人生には二つの生き方しかない。一つは、奇跡など何もないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きること」という言葉。読みながら、自分の視点ひとつで世界の見え方が変わるのだと気づかされた。
また、著者の竹内さんの解説がとても優しく、時にユーモアを交えながらも、言葉の背景や本質を丁寧に掘り下げてくれる。ただ名言を並べるだけでなく、「なぜこの言葉が心に響くのか」を考えるきっかけをくれるのが、この本の魅力だと思う。
この本を読んで、私は「言葉の力」を改めて信じたくなった。落ち込んだとき、迷ったとき、誰かの言葉がそっと背中を押してくれることがある。そんな経験を、これからも大切にしていきたい。













