和泉悠『悪い言語哲学入門』は、言語哲学の難解なテーマを、あえて「悪い例」を通してユーモラスかつ批判的に学ぶ入門書です。言語の意味、命題、論理、語用論などの基本概念を取り上げ、誤った考え方や陥りやすい思考の癖を示すことで、正しい理解への道筋を明快に示しています。遊び心を交えながらも哲学的思考を鍛える構成で、言語哲学初心者から論理的思考力を高めたい読者まで幅広く楽しめる一冊です。
「あんたバカ?」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う多くの言葉のどこに問題があるのか? その善悪の根拠を問い、言葉の公共性を取り戻す。あの人から言われた「あんたバカぁ?」 元大統領が言う「○○人は○○だ!」 「悪気があったわけではない」 どこまでがセーフで、どこからがダメなのか? 「あんたバカぁ?」「このタコが!」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う言葉にも、悪い言葉がたくさん潜んでいる。では、その言葉は本当はどこが悪いのか? さらには、どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか? 議論がつきない言葉の善悪の問題を哲学、言語学の観点から解き明かす。読み終えると「ことば」への見方が変わるはず。【目次】 はじめに第1章 悪口とは何かーー「悪い」言語哲学入門を始める1 私たちは言語のエキスパートではない2 悪口の謎3 言語哲学を学ぶということ第2章 悪口の分類ーーことばについて語り出す1 内容にもとづいた分類2 形にもとづいた分類3 行為による分類第3章 てめえどういう意味なんだこの野郎?--「意味」の意味1 意味を学問する2 意味の外在主義と内在主義3 意味が担う四つの機能第4章 禿頭王と追手内洋一ーー指示表現の理論1 武士を法師と呼ぶなかれ2 固有名3 確定記述第5章 それはあんたがしたことなんやーー言語行為論1 語用論2 言語行為論第6章 ウソつけ!--嘘・誤誘導・ブルシット1 嘘つきは泥棒のはじまり2 嘘とは何か3 嘘でなければいいじゃない第7章 総称文はすごい1 主語がデカイ2 「だって女/男の子だもん」第8章 ヘイトスピーチ1 ヘイトスピーチとは何か2 「ヘイト」と「スピーチ」の概念分析3 「蒸気船」としての言語おわりにーー悪口の謎を解くもっと勉強したい人のためのブックガイド
はじめに第1章 悪口とは何かーー「悪い」言語哲学入門を始める1 私たちは言語のエキスパートではない2 悪口の謎3 言語哲学を学ぶということ第2章 悪口の分類ーーことばについて語り出す1 内容にもとづいた分類2 形にもとづいた分類3 行為による分類第3章 てめえどういう意味なんだこの野郎?--「意味」の意味1 意味を学問する2 意味の外在主義と内在主義3 意味が担う四つの機能第4章 禿頭王と追手内洋一ーー指示表現の理論1 武士を法師と呼ぶなかれ2 固有名3 確定記述第5章 それはあんたがしたことなんやーー言語行為論1 語用論2 言語行為論第6章 ウソつけ!--嘘・誤誘導・ブルシット1 嘘つきは泥棒のはじまり2 嘘とは何か3 嘘でなければいいじゃない第7章 総称文はすごい1 主語がデカイ2 「だって女/男の子だもん」第8章 ヘイトスピーチ1 ヘイトスピーチとは何か2 「ヘイト」と「スピーチ」の概念分析3 「蒸気船」としての言語おわりにーー悪口の謎を解くもっと勉強したい人のためのブックガイド
すべて見る
新着の本すべて見る
30日間で人気のまとめ記事





すべて見る
小説のまとめ記事





すべて見る
おすすめのまとめ記事





すべて見る
漫画のまとめ記事





すべて見る
趣味のまとめ記事




