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エラリイ・クイーンの悲劇四部作の三作目
探偵役は聴覚を失ったことで舞台を引退した元シェイクスピア俳優のドルリイ・レーンとサム警視の娘であるペイシェンス・サム
警察を退官して探偵事務所を営むサムとペイシェンスが、依頼の調査に出向いた都市で調査対象の弟である上院議員が殺害される事件が起き、事件の捜査に加わることから物語が始まります。
今作は前作から時が経っていて、サム警視にしてもブルーノ地方検事にしても立場が変わっており、ドルリイ・レーンに至っては老いて病気がちというファンとしては悲しい状況。語り手もペイシェンスである為、レーンの出番は後半になってからでないと殆どなく、個人的にはレーンの今までの探偵としての立ち回りが好きだったので残念な気持ちでいっぱいでした。
また『Xの悲劇』『Yの悲劇』では犯人の臭跡を追うことが出来たのに対し、ペイシェンスとレーンの動きが連動していなかった所為か、今作はレーンの推理を聞くまで上手く掴みきれず、スカッと感も薄めでした。ただ、レーンの推理ショーはやはり鮮やかで格好良かったです。





















