ありがとう
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主人公のさいりは美貌も才能も全て敵わない天音に嫉妬をする。さいりの視点からかたられる復讐の物語!そして天音の視点から語られる羨望とそれに伴う最後。二つの視点から語られる物語は切なく、読む手が止まらなかったです!
ありがとう
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私が初めて読んだ木爾チレンさんの作品です。
初めて読んで感じたことは木爾さんは
人が悩み、葛藤を抱えている人の描写が
とても上手だということでした。
読んでいる最中は完全に主人公の冴理サイドに
共感し、白川天音の大げさな感じに、辟易していたのですが、
白川天音の事情が明かされた後は
「あーーーー、そうなのね、そういうことなのね」と
無茶苦茶、切なくなりました。
これが木爾チレンさんの作品かとわかると
次も木爾さんの小説が読みたくなりました。