奇麗に着飾った猫猫も最高に可愛かったのですが、やはりいつものそばかす姿の方が猫猫らしさがあります!
今回の始まりでは、前巻の里樹妃とその侍女たちについて猫猫が推理します。
憶測の範囲だとしても猫猫の推理は、本当に的確で見事としか言いようがありません。
たとえ年齢が幼くても上級妃である里樹妃と本当なら彼女を支えるはずの侍女たちの関係は、胸糞が悪くなるものです。
一見華やかで煌びやかでも、女の園という後宮の闇を垣間見た気がするでしょう。
そしてそして猫猫は、園遊会で簪を配っていた李白を利用して花街に一時的に里帰りをすることになります!
強烈すぎる緑青館のやり手婆や筋肉好きらしい三姫の一人・白鈴、そして白鈴に相手をしてもらった李白の反応など見どころ満載です。
もちろん、知らない間に自分ではなく李白を頼って里帰りをされたことにショックを受ける壬氏も見逃せません!
猫猫の養父の推理も見事そのものです。
男女の色恋が絡む花街ならではの事件とその後の高官が亡くなった原因にも注目です。
古くから特別な意味を持つ簪。
全てわかっていて楽しむ玉葉妃や心配しつつも猫猫に簪の意味を教えない周囲にもツッコミどころ満載です!
何の自覚もない猫猫と誤解をして不機嫌になる壬氏を一緒に覗いてみませんか?