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『ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性』は、従来の「男脳」「女脳」という二分法を覆す、脳モザイク論を提唱した画期的な一冊です。著者ジョエルらは、脳は性別に関係なく「女性的」「男性的」な特徴が混ざり合い、ストレスや環境によって動的に変化することを科学的に解明しています。ラットや人の脳研究から得たデータをもとに、性別にとらわれないジェンダー観が丁寧に描かれており、ジェンダー・バイアスへの気づきを促される内容です 。社会や教育の在り方を問いかける内容は、理論を超えて実生活にも深く響きます。