まるで大正時代の東京にタイムスリップしたかのような気分になりました。時代背景にあやかしや謎めいた事件が絡み合い、緊張感が漂う中で展開される恋愛模様がすごく魅力的でした。登場人物たちの心の葛藤や、運命に翻弄されながらも必死に生き抜こうとする姿に胸が熱くなりました。恋愛と謎解きが絶妙に組み合わさり、大正の雰囲気と非現実的な要素が絶妙にマッチして、最後まで楽しめました。
宵闇に妖魔が蠢く華の帝都。
退魔士の名家・紅蓮野家の一人娘である朱里は、
母の仇の妖魔、幻影男爵を追っていた。
捜索の最中、戦闘で窮地に陥った朱里を助けたのは、
清司郎と名乗る精悍な軍人だった。
それをきっかけに協力関係を結んだふたりは、
徐々に心を通わせていく。
しかしある事件によって、清司郎が
紅蓮野家とっての因縁の相手、
激しく敵対している青梅家の嫡子であることが判明しーー。
許されざる想いに胸を焦がす、大正版ロミオとジュリエット開幕。
■著者プロフィール
住本優(すみもと・ゆう)
1985 年生まれ。作家・シナリオライター。ライトノベル、キャラクター文芸ジャンルなどで執筆している。著作に『あやかし屋敷のまやかし夫婦』(ことのは文庫)、他『最後の夏に見上げた空は』(電撃文庫)など。
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