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ミステリー

ミステリと言う勿れ 2

田村由美/著
発売日: 2018年06月10日
発行元: 小学館

話題沸騰!アタマ爆発!早くも2巻登場! 1巻発売直後より、各界で話題席巻!「ミステリと言う勿れ」第2巻が早くも登場!!印象派展に向かう途中のバスで、バスジャックに巻き込まれた久能整(くのう・ととのう)。犯人の脅しにもひるむことなく、マイペースな発言を繰り返してバスジャック犯を引っかき回したものの、ほかの乗客たちと、犯人宅に”招待”されてしまい・・・!?天然パーマの大学生・整が、思いがけない展開を導き出す新感覚ストーリー!!

担当ライター
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の面白い3つの見どころ

  • 主人公・久能整による、人の心を軽くする名言
  • 本格ミステリーが面白い!
  • 今後の展開が全く読めない!

book ミステリと言う勿れ 2 の書評(感想)

印象派の美術展に向かう途中、バスに乗った主人公・久能整はバスジャックに遭遇します。

2巻はその続き、 episode2 後編「犯人が多すぎる」から描かれます。

1巻同様、整の知識により、人の心を軽くする描写が多々見受けられます。特に印象に残った整のセリフの一つは、犬堂の屋敷で整が淡路に言った、

「どうしていじめられている人が、逃げなければならないのか?」

というセリフです。

整いわく、欧米の一部では、いじめている側を病んでいると判断し、カウンセリングを行う。

しかし日本では、いじめられている側にカウンセリングを受けさせます。

そして、いじめられている側が学校に行けなくなるなど損をする。

確かにそうだな、と私は思いました。

もう一つ印象に残ったセリフは、同じく犬堂の屋敷で整が、小太りの男性に話した、

「徘徊したい人を自由に徘徊させてあげられないか?」

というセリフです。

整いわく、オランダでは認知症の人のための施設があり、そこは一つの村のようになっている。

そこは、認知症の人たちが自由に歩いて暮らせる。

危険な踏切や道路は一切ない。

入居者以外のその村の住人は、実は全員職員です。徘徊をしても、誰かが必ず連れ戻してくれる、ということです。

現実でも、認知症の方の中には、家や施設から脱出し、徘徊してしまう方がいます。

作中でも、小太りの男性が、認知症だからと言って、その人をしばりつけておくことはできない、と話しました。

日本にも、オランダの施設に似たものができたら良いなと思いました。

整の豊富な知識だけでなく、本編もかなり面白くなってくる第2巻。

是非、皆さんに読んで欲しい作品です!

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