ありがとう
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一人ひとりの「うまく生きられなさ」がじわじわ胸に残る一冊だと感じました。 
彼氏もいて見た目も褒められるのに満たされない汐梨、
バイトを渡り歩く翔多、母の再婚に揺れる新、美人の双子の姉に劣等感を抱く梢、
才能の限界を自覚しながら踊り続ける遥――それぞれの視点がゆるやかにつながり、
若さ特有の嫉妬や焦り、誇りの行き場のなさがとてもリアルに立ち上がってきます。 
大事件が起こるわけではないのに、
「もう一度生まれる」としたら自分は何を選ぶのか、と自然に考えさせられる、
甘さと痛さがちょうどいい青春小説だと思いました。














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