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静かな砂漠の風景が広がる中で、さばさばとした語り口が心地よく響く作品でした。登場人物の飾らない人間性や自然との共生が丁寧に描かれ、読むほどに心が軽くなります。広大な砂漠の孤独と自由が対照的に感じられ、人生のさまざまな局面を優しく照らし出してくれました。シンプルながら深い余韻を残す、心に沁みる一冊です。
9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。お母さんはふと思います。いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかなー。どんな時もあなたの味方、といってくれる眼差しに見守られてすごす幸福。かつて自分が通った道をすこやかに歩いてくる娘と、共に生きる喜び、切なさ。やさしく美しいイラストで贈る、少女とお母さんの12の物語。
静かな砂漠の風景が広がる中で、さばさばとした語り口が心地よく響く作品でした。登場人物の飾らない人間性や自然との共生が丁寧に描かれ、読むほどに心が軽くなります。広大な砂漠の孤独と自由が対照的に感じられ、人生のさまざまな局面を優しく照らし出してくれました。シンプルながら深い余韻を残す、心に沁みる一冊です。