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『聖母の美術全史 ――信仰を育んだイメージ』(宮下規久朗/ちくま新書)は、聖母マリア像や関連美術作品の歴史と文化的背景を体系的に解説した書籍です。中世から現代まで、宗教画や彫刻、建築における聖母表現の変遷を追い、信仰と美術の関係を丁寧に考察しています。読者は、宗教的象徴としての聖母のイメージや芸術表現の多様性を理解し、美術史と宗教文化の両面から楽しめる一冊です。
二〇二〇年四月、一枚の聖母像の前でフランシスコ教皇は、新型コロナと戦う連帯を全世界に呼びかけるミサを行った。今も昔も、悩み苦しむ人びとが求めるのは、「母なるもの」のイメージなのだろう。イコンをその源に持つ聖母は「受胎告知」「ピエタ」「無原罪の御宿り」など様々な主題を生み、祈りの対象としてのみならず、西洋美術史を強く牽引した。聖母像の起源から、ルネサンス、バロック、日本の南蛮美術やお掛け絵、現代美術に至るまで、その大潮流を追いかける比類なき美術史。
『聖母の美術全史 ――信仰を育んだイメージ』(宮下規久朗/ちくま新書)は、聖母マリア像や関連美術作品の歴史と文化的背景を体系的に解説した書籍です。中世から現代まで、宗教画や彫刻、建築における聖母表現の変遷を追い、信仰と美術の関係を丁寧に考察しています。読者は、宗教的象徴としての聖母のイメージや芸術表現の多様性を理解し、美術史と宗教文化の両面から楽しめる一冊です。