戦争の中で強く生きる少女たちの姿がとても胸に響く物語でした。過酷な状況の中でも、友情や勇気、そして希望を失わずに戦い続ける主人公の強さに心を打たれます。戦争のリアルな描写と、それに向き合う少女たちの繊細な心情が丁寧に描かれていて、読んでいるとその場にいるかのような臨場感があります。ただの戦争物語ではなく、人間の尊さや大切なものを守る強い意志が感じられる作品でした。読むたびに考えさせられる、深い余韻が残る一冊です。
最初は「戦争の話って難しそう」と思っていたけど、読み進めるうちに主人公セラフィマの気持ちにどんどん引き込まれていった。
彼女は、家族や村をドイツ軍に奪われてしまい、絶望の中で「戦うか、死ぬか」という選択を迫られる。その場面はすごく衝撃的で、「もし自分だったらどうするだろう」と考えずにはいられなかった。セラフィマは狙撃兵として訓練を受け、仲間とともに戦場へ向かうけれど、ただ敵を撃つだけじゃなくて、自分の信念や感情と向き合いながら生きている姿が印象的だった。
特に心に残ったのは、彼女が「本当の敵は誰なのか」と悩む場面。戦争って、ただ敵を倒すことじゃなくて、人間同士の複雑な関係や、正義と悪の境界があいまいになることなんだと気づかされた。セラフィマが最後に選んだ行動は、すごく勇気があって、でも悲しくて、読後にずっと考えさせられた。
「強さ」って何だろうと考えるようになった。銃を持って戦うことだけが強さじゃなくて、自分の気持ちに正直でいること、仲間を思いやること、そして苦しい状況でも希望を持つことが本当の強さなんだと思った。
戦争の話だけど、今の時代にも通じるテーマがたくさんあった。
私もセラフィマみたいに、自分の信念を持って生きていきたい。














