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「本当に文明国であるならば、未開の国に対して、慈愛を根本にして、ていねいに教えて開明に導くべきなのに、そうではなく、むごく残忍なことをするのは野蛮だ」と、当時の欧州米諸国が世界を植民地化するやりかたを批判しているところがすばらしい。
明治3年、教えを乞うた酒井忠篤らに説いた『南洲翁遺訓』をはじめ、佐藤一斎『言志四録』から自ら撰び座右の誡めとしていた『手抄言志録』、また折りにふれて天地自然を語り、人倫の道・経国の要諦を示した問答、書簡のほか、遺教・逸話などを収めて、巨人・西郷隆盛(1827-77)の精髄を伝えるとともに、そのさまざまな面に光をあてる。
「本当に文明国であるならば、未開の国に対して、慈愛を根本にして、ていねいに教えて開明に導くべきなのに、そうではなく、むごく残忍なことをするのは野蛮だ」と、当時の欧州米諸国が世界を植民地化するやりかたを批判しているところがすばらしい。