江戸時代の新撰組を舞台にした重厚で心に響く物語でした。義を貫く男たちの姿がとても力強く描かれていて、彼らの信念や覚悟が伝わってきます。特に主人公の誠実さや人間らしい弱さが丁寧に表現されていて、ただの歴史小説以上の深みがありました。戦いや激動の時代の中で揺れる心情や友情の絆が胸に刺さり、読むたびに時代の厳しさと人間の強さを感じられます。時代劇が好きな人だけでなく、人間ドラマとしてもおすすめしたい一冊です。
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発売日: 2002年09月03日
発行元: 文藝春秋
小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、
満身創痍(そうい)の侍がたどり着いたーー。
貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と呼ばれた
新選組に入隊した吉村貫一郎であった。
“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、
飢えた者には握り飯を施す、庶民の心と優しさを失わなかった男。
元新選組隊士や教え子が語る、非業の隊士の生涯。
全日本人の心を揺さぶる浅田文学の金字塔。
第十三回柴田錬三郎賞受賞。
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