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予期せぬ事態と予期せぬ真実の連続に引き込まれてしまった!佐久間公シリーズ初の長編小説は、公の親友沢辺が失踪し調査を始めるところから始まる。公の心の中を行き交う二人の女性、所属する法律事務所課長と父親との関わり、今回の事件にも影響した組織の影、そして、父親の死の真相。すべてが繋がり、エンディングへと向かう。沢辺を救出した安堵感には、主人公佐久間公の心情に触れた気がした。ヒリヒリした感触が今でも残っている。