お母さんと一緒にクッキーを買いに行くことになったうさこちゃんが、お店で見つけたキャラメルをこっそりポケットに入れてしまうお話。悪いことをするとどんな気持ちになるのか、うさこちゃんの心の動きをストレートに描いていて、子どもたちはいつにも増して真剣な眼差しです。いつもの良いうさこちゃんは影を潜めていて、子どもたちはそのギャップに驚きを隠せないよう。お母さんが真実を知った時の子ども自身を否定しない叱り方も印象的です。最後うさこちゃんが謝りに行くのですが、お店の反応が描かれていなくて余韻を残す終わり方に考えさせられます。物を盗んで自分を責め苦しんでいる、通常とは違う衝撃の展開に見ていて切なくなりますが、子どもたちに世の中には許されないことがあることを教えられる1冊です。
うさこちゃんがお菓子屋に行き、キャラメルを欲しくなる。こっそりポケットに入れて持ち出してしまうという衝撃の1冊
子ども、いや大人でも軽はずみな事をしたりする。彼女のした事はいけないが、自分から反省する展開にらホッとした。お母さんの対応もえらい。