マイノリティの視点で描く!現代LGBT小説おすすめランキング10選「N/A」「世界から守ってくれる世界」など話題作をご紹介
大都会の喧噪から離れ、田舎の閑静な家で繰り広げられる愛の物語。ボーイズラブでもなく、ガールズラブでもなく、性別の固定概念を超える、まさにLGBTの新世代を描いた作品です。規範から外れる勇気、マイノリティとして生きる葛藤、それでも強く逞しく生き抜く主人公の姿に、心が揺さぶられます。誰もが認識しきれない恋愛の形を、繊細かつ大胆に描き出した力作です。
また、同性愛者として生きることの困難さを描きつつ、社会的な偏見や迫害から自身を守ってくれる存在の大切さを強調した作品もあります。最後には読者の心に暖かさを運んでくれる、優しい結末が待っていますよ。性の多様性を理解する一助となり、より深い共感を生む作品たちをぜひ一度お試し下さい。
『N/A』
松井まどか、高校2年生。うみちゃんと付き合って3か月・体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。文學界新人賞受賞。
作者 | 年森 瑛 |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年06月22日 |
『世界から守ってくれる世界』
作者 | 塚本,はつ歌,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2020年10月 |
『息子のボーイフレンド』
専業主婦の杉山莉緒(りお)(40)は、高校2年生の一人息子・聖将(きよまさ)からのカミングアウトをファミレスで聞き、衝撃を受けた。交際相手を自宅のランチに招いたところ、20歳で一流大学2年生の藤本雄(ゆう)哉(や)は非の打ち所がない好青年。母親を早くに亡くし、家事は勿論、祖母の介護までしている苦学生で、何より聖将に勝るとも劣らないイケメンだった。ひとまず二人の交際を認めた莉緒だったが、夫・稲男(いねお)(45)にはなかなか切り出せない……。聖将&雄哉、盛夏の熱い恋の行方やいかに? 家族の絆があったかくしみる群像劇!
作者 | 秋吉理香子/著 |
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価格 | 1500円 + 税 |
発売元 | U-NEXT |
発売日 | 2021年03月31日 |
『生のみ生のままで 上』
25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏に出会う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかり。けれど、四人でいるうちに打ち解け、東京へ帰った後も、逢衣は彼女と親しく付き合うようになる。やがて恋人との間に結婚の話が出始めた逢衣だったが、ある日とつぜん、彩夏に唇を奪われー。
作者 | 綿矢 りさ |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年06月26日 |
『熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス』
顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲の良い大学生・みのりは、同級生から彼の噂を聞く。どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているというのだ。熊本くんの部屋で二人、彼が作った甘口のカレーを食べながら、みのりは同級生の言葉を思い出す。帰りの駅のベンチで、少し後ろめたさを感じながらも「熊本祥介」と、スマホで検索を続けるがー。ゲイの熊本くんの、汚くて繊細な青春物語。第4回カクヨムコン大賞受賞の問題作が待望の文庫化。
作者 | キタハラ/慧子 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年06月15日 |
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』
作者 | 浅原,ナオト |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年02月 |
『わたしの美しい庭』
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。百音と統理は血がつながっておらず、その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。三人が住むマンションの屋上には小さな神社があり、断ち物の神さまが祀られている。悪癖、気鬱となる悪いご縁を断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるがー
作者 | 凪良 ゆう |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2021年12月07日 |
『ボーイミーツガールの極端なもの』
“恋愛は苦手だけど、恋愛小説は好き”なあなたに贈る、心に柔らかい刺を残す連作短編小説集。人気多肉植物店「叢」のサボテン×山崎ナオコーラのラブストーリー。
作者 | 山崎ナオコーラ |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2015年04月17日 |
『ラブセメタリー』
「…僕は大人の女性を愛せません。僕の好きな人は、大人でも女性でもないんです」子供への密かな欲望に苦しむエリート外商・久瀬。犯罪者にはなりたくないと、治療を求めて精神科を訪れるがー。幼い少女に繰り返し恋をする、小学校教師の森下。そんな自分の嗜好を知りながらも、ある一線を越えてしまい…。欲望に弄ばれる二人の男と、その周囲の人々の葛藤をリアルに描いた衝撃の問題作。
作者 | 木原 音瀬 |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2020年07月17日 |
『正欲』
作者 | 朝井,リョウ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2023年06月 |
それぞれの作品を読むたびに、私たちが普段生活の中で当たり前と思い込んでいる“普通”が、実はひとつのだけの視点であったことに気付かされます。その“普通”を越えて広がる世界は、とても新鮮で、読む人の心を豊かにしてくれます。主人公たちは、自分たちがどんなにマイノリティであっても、その特性を受け入れ、生きていこうと奮闘します。その姿は、私たちが自分自身を受け入れ、他者を理解しようとするときに、とても大切なことを教えてくれます。
また、表現の自由さもあってか、繊細な人間ドラマが織りなすエピソードは必見です。いろいろな価値観や生き方が描かれていて、それぞれが互いに尊重し合うことの大切さを感じさせてくれます。
これらの作品は、何も知らないまま偏見を抱いてしまうことがないように、また、あるいは視野を広げてくれるような、そんな世界をちょっぴり覗き見れるような一冊となっています。
それぞれが異なる背景を持つ主人公達が登場することで、それぞれの視点からの世界が描かれ、読者に新たな視点を提供してくれます。私たちは、誰もが一つの「普通」を超えて、多様な人間性を持って生きていくことの尊さが、これらの作品を通して再認識されることでしょう。
このリストに挙げた作品は、誰もが共感できる普遍的なテーマで溢れています。それらは、私たちが人間として生きていく上で抑えるべき大切なことを教えてくれます。それはますます多様化する社会の中で、唯一無二のあなたがどのように生きていくべきかを示してくれます。
さあ、思い切って、普段の「普通」の枠を越えてみませんか?新しい視界が広がり、きっとあなたの世界は広がるでしょう。それが、この作品たちが教えてくれるメッセージでもあります。ちょっと違った視点から、あなた自身の世界を見直すきっかけになるかもしれませんね。
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