根井雅弘『ケインズを読み直す 入門 ― 現代経済思想』は、ケインズ経済学の基本概念と理論を現代の経済状況に照らしてわかりやすく解説した入門書です。有効需要、雇用理論、金融政策や財政政策の役割などを整理し、現代の経済問題や政策議論との関連も示しています。経済学初心者でも理解しやすい構成で、ケインズ思想を学び直し、現代経済の仕組みや政策判断を考えるうえで役立つ一冊です。
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発売日: 2017年05月28日
発行元: 白水社
生きるための経済学入門の決定版!
ジョン・メイナード・ケインズの名を知らぬ者はいないはずだ。20世紀最大の経済学者としてその名は、経済学の世界を越えて日々口にされている。ただ、大著『雇用・利子および貨幣の一般理論』はいまだに「財政赤字主義」などと誤って紹介されることが多い。
こうした状況は現在に至るまで全く改善されていない。それどころか「ケインズ反革命」の最終的な帰結ともいえるリーマンショック以降、その傾向には拍車がかかっているとさえ言えるだろう。
本書は、当代を代表する経済学史家が初歩からケインズを解説する入門書である。ハーヴェイ・ロードでの出生、ブルームズベリー・グループにおける活動、リディア・ロポコヴァとの結婚といった重要な伝記的事実を押さえるとともに、セイの法則▽貨幣数量説▽乗数理論▽流動性選好説▽IS/LM分析▽フィリップス曲線▽自然失業率仮説ーーなど現代経済学の基本枠組みをこれ以上ないほど分かりやすく説明している。
加えて、コラムでは、ケインズの英語原文を掲載し、大学での原典講読さながらに、その読み方と学説上の意味を詳述。巻末に現代経済学者列伝を付し、生き抜くための経済学入門の決定版とした。
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