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非常にユニークで心に残る作品だと感じました。藤原麻里菜さんの視点で描かれる日常的な出来事が、少しずつ重く深いテーマへと繋がっていくところに引き込まれました。特に、メルカリで「知らん子の絵」を買うという一見軽い行動が、物語の中でどんどん自分の中で意味を持ち始め、最後には人と人との繋がりや自己表現の大切さについて考えさせられます。
買った絵を通して登場人物たちが自分を見つめ直し、向き合う姿は共感を呼び、心にじんわりと響きました。絵を買うという行為が、単なる物の交換に留まらず、感情や価値観を交わす一つの方法になっている点がとても面白いです。