骨太なミステリー、ぐいぐいと読ませる。
ただ、2026年に読むと、やはり『このエピソード必要かな?』とか、『冗長かな?』と思う部分がある。
二人の主要登場人物が、いつか出会うのだろうな、と楽しみにしていたので、最後のほう共闘したのは胸が熱くなった。
とても重く、考えさせられる作品だと思いました。モデルとなった昭和の未解決事件(グリコ・森永事件)の“もしも”をリアルに描き出し、主人公たちが過去の闇と向き合う展開にはゾッとさせられました。 
特に印象的だったのは、子どもの声があの事件の脅迫テープに使われていたという衝撃の設定で、普通の人生を送っていた人が突然「事件の関係者かもしれない」と知る恐怖と混乱が胸に刺さります。 
また、ただのミステリーではなく、「罪」「責任」「家族」「再生」というテーマを丁寧に掘り下げていて、読み終えた後もしばらく、現実と向き合う余韻が残りました。
















