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きらり
【“知らないアジト”で“知らない子供達”の中、寝たふりをしている。あの時間は嘘にまみれていた。】
岩井さんのエッセイの面白さと読みやすさに魅せられ本作も楽しみに読んだが、第１弾よりさらにパワーアップしている。面白さもドラマ性も文章力も。今回の連載まで小説も読まず、執筆作業をされていなかったとは思えない。やっぱり文才のある方なのだろう。小学生の頃から冷めていてひねくれていた岩井少年が愛おしく感じた。人格形成に影響を及ぼしたかもしれない「地獄の2日間」や「パクチーマン」、「生協母との珪藻土にまつわる攻防」、「感動のオンラインゲーム」、「寅さん」等、お気に入りを選ぶのが難しくなるほど面白エピソードが満載。第３弾が楽しみだなぁ。
