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エラリイ・クイーンの悲劇四部作の四作目
探偵役は聴覚を失ったことで舞台を引退した元シェイクスピア俳優のドルリイ・レーンとサム警視の娘であるペイシェンス・サム
斑らに染められた奇怪な髭を携えた男から謎の封筒の保管を高額で依頼された探偵事務所を営むサム。時をほぼ同じくして博物館の失踪した警備員の捜索を頼まれ、調査する内にシェイクスピア稀覯本のすり替えと謎の男の存在が浮き彫りになっていく…というところから物語が始まります。
今作でもペイシェンスの視点がベースとなっているので彼女に関する物語が多く、前作同様ロマンスにも多分にページが割り当てられています。探偵役としてもレーンよりペイシェンスの方が役割が大きく、正直に言うと、ペイシェンスのキャラクターやロマンスの描写、探偵役としての立ち回りにイマイチ魅力を覚えなかったので、シリーズの初期二作に比べると事件の概要含めて惹かれるものが余りないように感じましたが、シリーズを通して最初から最後までシェイクスピア俳優であり続けたレーンの存在は印象的でした。





















