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ずっと一緒だった幼馴染が何かにすり替わる恐怖が日常の延長線上に描かれていて良かった。ホラーシーンの擬音をあえて無機質な活字フォントで表現する手法が違和感を醸している。
人間に擬態した化け物は友達になれるのか、今後の展開が気になる。
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていきーー。
新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。
巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。
ずっと一緒だった幼馴染が何かにすり替わる恐怖が日常の延長線上に描かれていて良かった。ホラーシーンの擬音をあえて無機質な活字フォントで表現する手法が違和感を醸している。
人間に擬態した化け物は友達になれるのか、今後の展開が気になる。