本書は、アメリカ大統領が時に「黒幕」として世界を裏で操ってきた可能性を、歴史的な事件を紐解きながら考察する一冊です。
キューバ危機、9.11テロ、ウクライナ侵攻など、世界の転換点となった事件の背後に、アメリカ大統領の意図があったのではないかという視点は、陰謀論的ではありますが、非常に興味深いものでした。
特に、トランプ大統領の登場以降、アメリカ国民の間で高まっている「大統領は誰のために権力を行使するのか」という疑問は、現代のアメリカ政治を理解する上で重要な視点だと感じました。
本書は、あくまで一つの視点を提供するものであり、全ての情報を鵜呑みにすることは危険です。
しかし、既存のニュースや歴史の教科書とは異なる角度から世界情勢を捉え直すことで、より多角的な視点を持つことができるでしょう。