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くまたくんが家族で飛行機にのる。
空港はおそらく羽田空港がモデルだろう。登場するのが動物である事以外はみんな同じだった。
全日空の社名がそのまま使われていて、幼少時代にこの本で初めてこの社名を知り、飛行機でもらえるオモチャや空港のカフェで色んな旅館機をみてワクワクしたのだった。
わたしの子どもが、とても幼かったとき、ある日、細長いつみ木を2本手にもってあそんでいるうちに、「ひこうき、できた!」と、うれしそうにいいました。みれば、それは、2本のつみ木の十字の組み合わせでした。また、あるときは、小さな毛布を、ベッドの上からふわっとなげ、「ひこうき、とんだ! ひこうき、とんだ!」と、さけびました。2歳数か月のとき、生まれてはじめての旅では、高度1万メートルの高空を飛行するジェット機の中で、「ひこうき、のるう! ひこうき、のるう!」とわめいて、わたしたちをこまらせました。4歳になってからの空の旅では、信じられないような体験を、全身の興奮でうけとめ、『ぼく、ひこうきにのったんだ』と、自分のことばでたしかめるのです。
くまたくんが家族で飛行機にのる。
空港はおそらく羽田空港がモデルだろう。登場するのが動物である事以外はみんな同じだった。
全日空の社名がそのまま使われていて、幼少時代にこの本で初めてこの社名を知り、飛行機でもらえるオモチャや空港のカフェで色んな旅館機をみてワクワクしたのだった。