「52ヘルツのくじら」を読んで町田そのこさんの文章の不思議さが気に入り、続けて「宙ごはん」を読みました。
少し辛いお話も出てくるので、読んでいてしんどいと思う部分があるのですが、それでもお料理を介して状況が変化していく、良い方向に向かっていく様子が、温かく感じました。
幼稚園児だった主人公の宙が、最後は大人になるという時代の流れ、その間に周りの人に起こる出来事、出会いや別れ、その時々の感情が町田さんの文章からすっと入ってきました。
この物語は、あなたの人生を支えてくれる
宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。
全国の書店員さん大絶賛! どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。
「52ヘルツのくじら」を読んで町田そのこさんの文章の不思議さが気に入り、続けて「宙ごはん」を読みました。
少し辛いお話も出てくるので、読んでいてしんどいと思う部分があるのですが、それでもお料理を介して状況が変化していく、良い方向に向かっていく様子が、温かく感じました。
幼稚園児だった主人公の宙が、最後は大人になるという時代の流れ、その間に周りの人に起こる出来事、出会いや別れ、その時々の感情が町田さんの文章からすっと入ってきました。