ハリストス正教会の日本における歴史と、その定着過程について深く学びました。佐﨑愛さんは、信仰と祈りを中心に、「記憶」と「死者のための祈り」に焦点を当て、日本社会での正教会の役割や影響力を考察しています。
日本の宗教や文化において異なる背景を持つ正教会がどのように根付いていったのかを探る内容が非常に興味深いです。
ロシア由来の正教会が「日本の」正教会となるために、日本の供養文化や非クリスチャンらといかに折り合いをつけているかを描き出す。
図・表・写真一覧
凡例
はじめに
序章 日本にキリスト教はいかに定着したか
I部 日本ハリストス正教会の概観
第1章 日本ハリストス正教会の歴史的概要
第2章 日本ハリストス正教会の儀礼
第3章 日本ハリストス正教会の死生観と神による〈記憶〉
II部 日本ハリストス正教会の儀礼実践
第4章 新しい〈供養〉儀礼「月例パニヒダ」
第5章 日本の正教徒宅の家庭祭壇
第6章 葬儀と墓地
終章 日本ハリストス正教会の定着過程
あとがき
附録 (1)日本ハリストス正教会信徒数の推移
(2)日本ハリストス正教史年表
(3)日本正教会の神品・教衆ほかの名称一覧
(4)アンケート調査1:質問紙とその結果(対象:日本全国の正教会)
参考・引用文献
索引
ハリストス正教会の日本における歴史と、その定着過程について深く学びました。佐﨑愛さんは、信仰と祈りを中心に、「記憶」と「死者のための祈り」に焦点を当て、日本社会での正教会の役割や影響力を考察しています。
日本の宗教や文化において異なる背景を持つ正教会がどのように根付いていったのかを探る内容が非常に興味深いです。