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『100万回生きたねこ』は、佐野洋子さんが描いた不朽の名作。100万回も生きて、100万回も死んだねこが、誰にもなつかず自分勝手に生きてきたのに、ある白いねことの出会いで初めて「愛する」ということを知ります。生と死、愛と喪失という深いテーマをシンプルで力強い言葉と絵で表現していて、読む人の年齢や経験によって響き方が変わる奥深さが魅力です。大人になってから読み返すと、胸の奥にじんわり沁みる“人生の本質”を教えてくれる一冊です。