『誰も国境を知らない 令和版 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅』の読書感想文をご紹介します。
本書を読み、国境の曖昧さについて深く考えさせられました。
この本は、単なる地理的な境界線ではなく、歴史や文化、人々の意識の中に存在する「見えない国境」を丹念にたどっています。
特に印象的だったのは、沖縄や北海道、対馬など、日本の周縁部に位置する地域が抱える独自の歴史と多様な文化が、私たちが認識している「日本」という枠組みを揺るがす可能性があるという視点です。
令和という時代に、多文化共生が謳われる中で、改めて「日本のかたち」を問い直すことの重要性を感じました。
この本は、固定観念を打ち破り、多様な視点から日本を捉え直すきっかけを与えてくれる一冊だと思います。