2巻で主人公「猫猫(まおまお)」の出生の秘密が明らかになり、猫猫の周りが平和に戻ったある日。
美人すぎる宦官の「壬氏(じんし)」はよく見る夢を見ます。
「嫌な夢を見たあとは、いつも悪いことが起きる……」と思う壬氏。
3巻は、壬氏の出生の秘密が垣間見える場面から始まります。
読者の誰もが予想していた内容でしたが、なんとも腑に落ちない部分が数ヶ所。
さて、このフラグはどこで回収できるのでしょうか?
大丈夫。3巻内でしっかり回収できますので安心して読み進めてください!
2巻に引き続きミステリー要素もありますが、今回は過去と現在を行ったり来たりのファンタジー要素も入ってきたように感じました。
猫猫は変わらず冷静に謎解きを続けますが、後半は冷静ではいられない事が起こり、ゾクゾク、ワクワク、キュン(まだ1回くらい)が交互にやってきます。
個人的に気になる登場人物の「子翠(しすい)」
神出鬼没の上、何故か皇族の情報にとても詳しい。猫猫はなぜ子翠の情報に疑問を持たないのか不思議でなりません。
3巻では、2巻で壬氏の美人姿に想像を膨らませた方には超オススメ!
壬氏大活躍の「月精」は読まないと後悔しますし、歴史もの好きにはたまらない場面設定。
そして…ついに……
アクションとラブコメが満載の「狩り」~「最終章」も必見です!