摂食障害に苦しみながらも、自分と向き合い回復を目指す著者の実体験が綴られています。痩せることに誇りを持ちつつも、病気と認められず苦しんだ日々。入院や過食症の逆転発症も経験し、心身のバランスを崩します。好きだった絵も描けなくなる中、少しずつ自分の原因を探り、食事へのこだわりを手放していく過程が丁寧に描かれています。同じ悩みを持つ人に寄り添い、回復への希望と勇気を届ける温かい一冊です。
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発売日: 2023年02月27日
発行元: 二見書房
これは拒食と過食、両方を経験した私の十二年間の軌跡。
高校一年生の夏、母に連れられて行った心療内科で、「摂食障害」と診断された。当時の
身長は153センチ、体重は35キロ。しかし医者に診断されるまで、自分が病気だなん
て思いもしなかった。
やせ続けることは、私の正義であり誇りだったからーー。
通院を始め、食べなくてはいけないとわかっていても、頭の中のもう一人の『私』が許さ
ない。『食べたら太る』『やせろ』と責め立てられ、ついに一日の食事量は水とカロリーバー一本に。
精神病院への入院を経て徐々に食事ができるようになるが、今度は強い過食衝動が起こり、七か月で体重が倍増する。
「空腹」も「満腹」も失い、大好きだった絵を描くことすらできなくなりながらも、自らと向き合い摂食障害になった理由を見つけ、食事へのこだわりを手放して自分らしく生きられるようになるまでを記した感動のエッセイ。
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