本書は物理学者である寺田寅彦によるエッセイ集です。
寺田寅彦さんが科学や自分自身について、それに加え
日々の何気ない出来事についてユーモアを交えて綴ったエッセイでした。
科学を勉強したことがない私でも、分かりやすい1冊でした。
「科学」と言われると小難しい、とっつきにくいと思っていましたが、
このエッセイで違う一面を感じました。
日々の何気ない出来事や日常を作り出すものを説明できるのが
科学という学問なのだと気づくことが出来ました。
中高校生に読んでみてほしいですが、
私のように「科学」という言葉だけで拒否反応をしているような大人にも
読んでみてほしい1冊です。