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三島作品の中では少し変わっているように感じる作品ですが、他の作品と同様に物語の作り方の緻密さは魅力的だなと感じました。
書店に行けば心理学や精神分析の本が溢れている時代になりましたが、
この小説の中で精神、潜在意識について考えてみると、また全然違った角度から人間の心の奥深さや怖さ、面白さを発見できるように思います。
精神科医である私の診療所のドアを、ある日、美しい女が叩いた。この患者は、兄との近親相姦で得たオルガズムの衝撃から抜け出せず、恋人とも愛し合うことができない不感症に思い悩んでいるというが、何か怪しいー。言葉に嘘の気配を感じながらも、彼女の美貌と気まぐれに翻弄され、治療は困難を極める。女性心理と性の深淵をドラマチックに描く異色作。本作刊行前後、三島はノーベル文学賞の有力候補だったことが後に判った。
三島作品の中では少し変わっているように感じる作品ですが、他の作品と同様に物語の作り方の緻密さは魅力的だなと感じました。
書店に行けば心理学や精神分析の本が溢れている時代になりましたが、
この小説の中で精神、潜在意識について考えてみると、また全然違った角度から人間の心の奥深さや怖さ、面白さを発見できるように思います。