清掃兼害虫駆除の仕事をしていた主人公ナオキ。
彼は仕事中の事故で命を落とし、神のおかげで異世界で生きていくことになります。生前の知識を活かして異世界でも清掃兼害虫駆除の仕事をしながら、駆除人として冒険するストーリーです。
自分がどこにいるのか? という疑問、そしてこれからどうなるのか? という不安や焦りから始まることの多い異世界ものとしては珍しく、ナオキは冒頭から現状を受け入れて異世界での日常を過ごしています。
そして、駆除の対象が害虫から魔物になっていることを気にも留めずに仕事をこなしていった結果、彼自身がとんでもないことになってしまいます。
この作品は、人の出会いと別れの描写に人間味があって、現実的です。ナオキが日常を捨て、冒険に旅立つシーンがあるのですが、そこの描写があっさりしています(笑)
そんなナオキのサバサバした性格と、女好きだけど仲間の女性キャラには手を出さず、婦館に行こうとするところが個人的には好きです。
それとナオキが霞んでしまうぐらい仲間達のキャラが濃いです。
テンポ良くストーリーが進むので、途中で飽きることなく読み続けられます!
僕はこの作品を読んで、ライトノベルというジャンルにハマりました。
ラノベ初心者にも読みやすい作品ですので、ぜひ読んで欲しいです。