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この本は松浦弥太郎氏の温かい人柄と深い洞察が込められた、国際的なコミュニケーションについてのエッセイ集でした。タイトルの通り、異なる文化や言語を持つ人々との出会いを通して感じた気づきや学びが、優しい文体で綴られています。特に言葉の壁を超えたコミュニケーションの可能性や、相手を理解しようとする気持ちの大切さについての部分が印象的でした。松浦氏らしい細やかな観察力で、日常の小さな出来事から普遍的な人間関係の本質を見出している点が秀逸です。グローバル化が進む現代において、文化の違いを楽しみながら豊かな関係を築く方法が具体的に示されており、実践的でもあります。読んでいると世界への好奇心が湧き、人との出会いがより貴重に感じられるようになります。国際交流に興味のある人だけでなく、人間関係全般について考えたい人にもおすすめできる、心豊かになる一冊だと思います。