ありがとう
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主人公がメンヘラで腹が立つという前情報を得て覚悟して読み始めたが個人的には好きな本だった。真実の真理や行動は経験済みで共感できる分、余計痛々しく感じる。そんな真実が鼻につく架の女友達の心情も理解できる。それもまた傲慢なのかな。自己評価は低いのに自己愛は強く理想が高いヒロイン、解像度が高くとてもリアルで自分と重ねて読んでしまった。ちょうど20代半ばなので明確なビジョンを持って将来を考えないと真実のようになると反面教師にもなった。痛いところをつかれる感じがなんとも言えず面白かった。⭐️4.2