木村哲也さんの解説は非常に鋭く、彼の作品に込められた思想や哲学が、単なる芸術作品の枠を超えて広がっていく様子を感じました。特に、大江満雄がどのように現代アートにおいて重要な位置を占めているのかを理解できたことが、非常に新鮮でした。
ぼくらを感激さすものは ぼくら自身がつくらねばならぬ (「雪の中で」より)
ハンセン病療養所の入所者による合同詩集『いのちの芽』を編んだ詩人大江満雄の代表的な仕事を精選した作品集。
プロレタリア詩運動の中心で活躍した後、戦争詩の時代を経て、戦後の激動期を生き抜いた大江満雄。常に混交のなかに身を置き、社会の片隅で生きる人たちへのあたたかいまなざしにあふれた作品群を残した。単行本初収録作品を含む詩63篇と散文8篇を収録する。
「大江満雄は、多様で異質な人たちが、どうすれば互いに理解し合うことができるかを探究した詩人だ。他者との相互理解に至るために、独自の詩の世界を切り拓き、新たな対話思想を展開した。その詩学の輝きは、現在も魅力を失っていない」(編者解説より)
詩(「日本海流」「四万十川」「四方海」「癩者の憲章」ほか63篇)
散文(「詩の絶壁」「ライ文学の新生面」「日本思想への転向者フェレイラ」ほか8篇)
編者解説
大江満雄年譜
編者あとがき
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