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砥上裕將著「線は、僕を描く」の読書感想文をご紹介します。
本書を読んで、水墨画という奥深い世界に引き込まれ、主人公の霜介と共に成長していくような感覚を味わいました。
人生に迷いを抱えていた霜介が、水墨画の巨匠湖山と出会い、水墨画を通して自分自身と向き合い、心の奥底に隠された感情を少しずつ解き放していく姿に感情移入してしまいました。
特に印象に残ったのは、湖山が語る「線は、命を描く」という言葉です。
水墨画の線一つ一つに込められた作者の思い、そして生命力を感じ、私も何かを表現したくなりました。
ぜひ、手に取ってみてください。