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全身に大きな傷を負い、目もほとんど見えない状態で見つかった黒猫のみつき。
みつきの生きた180日は、決して平坦なものではありませんでした。
容態は日に日に悪化し、何度も生死の境をさまよいます。
それでもみつきは、家族の愛情に包まれ、穏やかな日々を送りました。
その様子は、写真とともに綴られた本書の中で、生々しく、そして温かく描かれています。
みつきを介して、家族は命の尊さ、そして愛の大切さを改めて学びます。
また、みつきを看取る中で、家族は生の意味、そして死の意味について深く考えさせられます。
みつきの存在は、家族の心に大きな傷跡を残すと同時に、かけがえのない宝物となったのではないでしょうか。
また、動物虐待の残酷さ、そして保護活動の大切さについても考えさせられました。