ありがとう
0
東京都内の古民家で発見されたのは、3本の切断された小指と大量の血痕。 住人である高齢夫婦と客人の行方は不明。死体がないため、事件性の判断すら困難。 この難事件に挑むのは、法医昆虫学者・赤堀涼子とプロファイラーのコンビ。 虫の痕跡から“時間”を、心理分析から“動機”を読み解き、真相へと迫る。川瀬七緒は、乱歩賞受賞作家であり、法医昆虫学捜査官シリーズは8作以上の実績を持つ。 シリーズは各巻独立性が高く、初読でも問題なく理解可能。 科学捜査を軸にした知的ミステリーとして、継続的な読者を獲得していると思われる。