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読み進めるうちに、老後への不安が自分事のように胸に迫り、思わずドキッとした。お金の問題は避けられないのに、主人公の奮闘ぶりには思わず笑ったり共感したりして、重さの中に温かさを感じた。リアルで切実なのに、前向きに生きようとする姿勢に励まされ、読み終えた後は少し肩の力が抜け、未来に向き合う勇気が湧いた。
しっかり貯金して老後の備えは万全だったわが家に、突然金難がふりかかる!後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるという。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?普通の主婦ががんばる傑作長編。
読み進めるうちに、老後への不安が自分事のように胸に迫り、思わずドキッとした。お金の問題は避けられないのに、主人公の奮闘ぶりには思わず笑ったり共感したりして、重さの中に温かさを感じた。リアルで切実なのに、前向きに生きようとする姿勢に励まされ、読み終えた後は少し肩の力が抜け、未来に向き合う勇気が湧いた。